近所の家ではもうブルーベリーの花が咲いているのに、どうしてうちは咲かないんだろう。
どのように世話をしていけばいいのと困っている方、私もその一人でした。
ブルーべり―の花が咲かない原因を探ってみましょう。
ブルーベリーの花が咲かない原因

若い木の場合、まずは木をしっかり育てて大きくしていくことが先決です。
小さい木で植えたばかりのものは、まだ花を咲かせない方がいいようです。
2、3年くらいを目安に育てているもので咲かない場合、次の理由があります。
違う品種を植えていない

ブルーベリーは品種によっては1本でも実をつける「自家結実性」がありますが、実際には異なる品種(異品種)を近くに植えることで花付きや実付きが良くなる特性があります。
1種類だけを植えている場合、
- 受粉が不十分になりやすく、
- 栄養やエネルギーが花を咲かせる方向に使われにくくなる
ことがあります。
特にラビットアイ系などは他の品種との受粉が必要不可欠なので、1種類だけでは花が咲きにくく、実がならない原因になります。
私も家を建てたとき、市から記念樹として木をもらえる機会があって、ブルーベリーを選びました。そのときに「1本だけだと実がならないから、2本は植えてくださいね」と市の職員の方に教えてもらったんです。
その経験があったので、最初から2品種を植えるようにしました。
実際、2品種を隣同士で植えると、春には花が咲きやすくなり、実もつきやすくなりました!
✔ 対策
- 同じ系統(ハイブッシュ系・ラビットアイ系)で、開花時期が重なる品種をもう1種以上植えるようにしましょう。
土や肥料に問題がある
普通の培養土では育ちません。酸性の用土で育ちます。
酸度未調整のピートモス(酸性)を沢山入れた用土(地植えならば土壌)で育てると、すくすく成長します。
うちはこちらを使っていますが、今年は昨年よりも大きく育っています。
水が足りない

ブルーベリーは、水切れに弱いです。
鉢で育てるときは、土の表面が乾いてきたらすぐ水をあげます。
地植えのときも、雨の少ない時期には水やりが必要です。
水のやりすぎ
水を好むブルーべりーも、通気性、排水性が悪いと根腐れしてしまいます。
日当たりが悪い

ブルーベリーは日光を好むので、十分日当たりのいい場所で育てましょう。
剪定のときに花芽もとっちゃった可能性
花芽剪定時に枝先を切り詰めてしまうと、花芽もなくなってしまいます。
剪定の際は注意してください。
枝のどの部分を剪定する?
基本的に「株、枝、花芽、葉芽」を剪定します。
2年目までは、花芽がついている先端を数cmだけ取り除いていく。
3年目は細い花芽を剪定して、太くて大きい花芽は残しておく。根元から出ている枝やこみ合っている枝を間引く。
5年目は生長が悪くなった枝を切り戻す。剪定は古い枝や傷ついた枝、細い枝から行う。花芽がたくさんついている枝を剪定する。
まとめ
ブルーベリー栽培で、花が咲かない原因を書きました。
- 土や肥料に問題がある。
- 水が足りない。
- 水のやりすぎ。
- 日当たりが悪い。
- 剪定の時に花芽もとっちゃった可能性。
何か思いあたるところはありましたか?
水切れを防いだり水のやりすぎに注意したり、難しいところではありますが、家庭用のブルーベリーは、日当たり、水やり、土を酸性にすることに注意すれば、比較的簡単に育てられます。