最近、BE:FIRST(ビーファースト)のShining Oneという楽曲のMVの再生回数が1,000万回を超え、彼らのダンスプラクティス動画が出たりして一部で盛り上がりを見せています。
今回、スッキリ公式YouTubeチャンネルで公開されたBE:FIRST生パフォーマンスの動画のコメント欄に、韓国語(ハングル)で何件もアンチコメントが書かれていました。
韓国でのビーファーストのリアクションや、日韓の歴史的背景などもあわせて調べたり、韓国の情報サイトに載っていたBE:FIRSTについて書いた記事も引用掲載しました。
最後に韓国語で「ビーファースト」はどう書くのかも追記しました♪
Contents
BE:FIRSTの生パフォーマンス(Shining One)動画を見た韓国人のリアクション
スッキリの公式YouTubeのコメント欄に書いてある韓国語を訳すと、心ないコメントが書かれていました。その一部がこちら。
小学生たちの学芸会のか?歌の実力は近所の酒屋のおじさんランクね!
芸能人なのにビジュアルも微妙で、ダンスもうまくなく振付師も切ないほどね。
英語の発音がダメ。
90年代K-POPを見ているようだ。
これ世界の舞台用?町内学芸会レベルね。
なぜBE:FIRSTの公式YouTubeのコメントにはないのに、スッキリの生パフォーマンス動画にだけこのような悪質コメントがついていたのでしょうか?
それは、韓国人YouTuberが「BTSやK-POPに対抗するために作られたボーイズグループ」としてこのスッキリのパフォーマンスの動画のリンクを貼っていたからのようです。
SKY-HIさんは、そんなことを一言も言ってなかったですよね。むしろ、K-POPもJ-POPもあらゆる音楽もリスペクトしている人ですし‥。
まだデビューもしていない彼らのことを、そんなに悪く書く理由はなんなのかが気になりました。
視聴者はBTSとBE:FIRSTを本当に比較しますか?
韓国人YouTuberのガチくんという方の動画を目にしました。
タイトルは「(JPN) Be Firstに対する本当の韓国の反応..」というものです。
サムネには、「視聴者の質問 視聴者はBTSとBE FIRSTを本当に比較しますか?」とあります。
韓国でBE:FIRSTは人気なのか、またどのように見られているのかが気になって、その動画をみてみました。
韓国の「ガチくんYouTuber」の動画の内容
ガチくんというYouTuberさんは今は、音楽解説者的な立ち位置でYouTube配信をしているようです。
昔は韓国でトレーナーをしていたとのことで、アイドルなどのパフォーマンスを細かく解説したりもしています。
その方がおっしゃっていた内容をまとめてみました。
(韓国語で喋っていたので、日本語字幕での解釈になります。)
- 韓国人はBTSとの比較以前に、韓国人はTHE FIRSTも知らないし、BE FIRSTについてもほとんど知らない。
- 日本でBE FIRSTが話題になっているから、日本人YouTuberや韓国人YouTuberが動画再生をアップさせるために動画を作る。リアクションを大きくして、いいことをたくさん言うと再生数が伸びるからやっているだけ。
- 韓国ではBE FIRSTだけを知らないわけじゃなく、他の芸能人もほとんど知らない。理由は、歌がうまくても韓国語をしっかり発音して歌える歌手がいない。→外国の音楽は歌詞の理解度が落ちるから。
- 韓国にあまりにも多くのいい歌手と音楽が流れているから、韓国人は自国の音楽を聴くだけで十分。とくにアイドル、K-POPが今世界で一番優れているから、アメリカやUKのPOPを最近はあまり聴かない。長い間日本はジャニーズとAKBの時代だった。→韓国人の好みに全く合わないコンセプトだった。
- 韓国は20年前にK-POPにオールインした国。日本は始まったばかりなので、差がたくさん出るのは仕方ない、日本も4〜5年以内に成長すると思う。
話がいったり来たりするのでまとめずらかったですが、ざっくり言えばこんな感じです。
全部の内容ではありませんが、大まかな内容です。
「韓国人はBE:FIRSTをどう思っているのか」はうぬぼれだったのでしょうか。
ガチくん動画の個人的な感想
「日本文化に興味を持ってる韓国人はほとんどいないので、ましてやBTSとの比較なんてできるわけがないです。」
とやんわり言われた感じがしました。
冷静にコメントする方で、媚びてなくて素直な意見がありがたいという日本人のファンもいるようです。
私はBTSも好きですが、日本人としてBE:FIRSTも応援したい気持ちもあるので、この内容は正直ちょっとがっかりした気持ちなりました。
ガチくん動画の韓国人(ハングル)のコメント欄
残念なことだが、韓国は日本の歌手に大きく関心がありません。中国はさらにです。
率直に言って本当の韓国人は外国の文化に興味がない。
ただ、日本のアイドル歌手のレベルが低すぎて期待をしないから生じた問題である。
新人が全部w-inds。やPerfumeのようなグループレベルであれば韓国人も少しずつ・・。
日本人が思っている以上に韓国の若い世代は、他の国に興味がありません。日本人たちは韓国の日本に関連する記事が、拾い読みして分からないかもしれないが実在で韓国のすべてのメディアを総合してみると、圧倒的に多いのは、日本の記事より、中国の記事です。
韓国の10~20代は、日本の大衆文化に関心がありません。
韓国人のほとんどの人々は、日本のアイドルは分からないと思います。
BTSと比較できるかどうかを計算するクラスではない。
日本の文化に関心がないのは本当なのかもしれないですね。
それゆえ、BTSと比較などはまだそのレベルではないという感じです。
それにしてもYouTubeでの悪質なコメントはとても悲しいです。
日本の文化に興味がないと言っているのに、かなり興味深々にみえます。
「わざわざ書き込みをしてくれるんだし、あまり気にしない方がいい!」という前向きな意見もあるので、私もそうしようと思います。
でも、なぜ頑張っている日本の歌手をそんなふうに悪く書くの?
興味があるなしに関わらず、日本の音楽や文化などを紹介するメディアが少ないのかもしれません。それには、歴史的背景もあるようですね。
歴史的背景:韓国と日本の確執を学べる動画
中田敦彦さんの動画で、日本と韓国の長い歴史の確執を詳しく説明しています。
「日韓関係〜日本と韓国の歴史〜」
こちらのコメント欄には、韓国人の共感の声やこういう動画をあげてくれてありがたいとか、そういう温かい声が多かったです。
私もとても勉強になって、こういう背景があってのそういうコメントなのかなとか思ったりもしたので参考にしてみてください。
追記:韓国の記者が書いた記事
韓国では、本当にBE:FIRSTのプレデビューやデビューのことや関心がないのでしょうか。
韓国のサイトで、BE:FIRSTの記事が載っていないか調べてみました。
すると、2021年9月のBE:FIRSTがプレデビューした翌月に、韓国のネット記事がありました。
韓国情報サイトのBE:FIRSTの記事の内容
世界韓流というジャンルの中にBE:FIRSTの記事が見つかりました。
タイトルは
「Kポップ成功意識?」日本のアイドルグループ、K-POPをフォローできますか。
下の公式インスタのキャプチャーの写真でBE:FIRSTが紹介されていました。
2000年代初半ばまでKポップというジャンルは今とは違った位置にあった。
ほとんどのアイドルたちは日本のエンターテイメント産業をベンチマークして誕生し、それに伴いJポップに比べて世界的にその存在感が微妙だったといえる。
実際にSMエンターテイメントのイ・スマン創業者も日本の有名グループ「嵐」を誕生させた日本エンターテイメント企業「ジャニーズ」をベンチマークしたと言われている。
2000年代後半のビッグバン、少女時代など韓国企画会社の徹底したトレーニングを通じて作られた第2世代韓流アイドルたちが大きな成功を収め、国内だけでなく海外でもK-POPが注目を集め始めた。
以後、2010年代にはBTS、BLACKPINKのようないわゆる第3世代Kポップアイドルたちがアメリカのビルボードにさらされ、Kポップは一つのジャンルで立つことに成功した。
このようなKポップの成功を意識したように、最近日本では韓国のアイドル育成トレーニング方式をベンチマークし、2000年代初頭のようなJポップの全盛期を再び成し遂げようと努力している。
一例として韓国をはじめ、世界進出を目指すJポップアイドルグループをデビューさせるオーディション番組を通じてデビューした「Be First」というグループが日本内で大きな注目を集めている。
ビーファーストは日本7人組アイドルで日本AAAのメンバー「スカイハイ」が約1億円以上投資した「The First」というオーディションを通じて選抜されたグループだ。
韓国のダンスチームやスタイリングチームなど、既存の韓国芸能界で活躍していた人材をスカウトするなど、韓国アイドルグループのようなスタイリッシュさを備えるために努力したようだ。
同オーディションプログラムは約4ヶ月間行われ、7人のメンバー(ジュノン、レオ、リョウキ、リュウヘイ、ソウタ、シュント、マナト)が最終選抜された。
ビーファーストは先月16日「Shining One」を通じてデビューし、現在日本で熱い人気を享受している。
ビーファーストをデビューさせたAAAのメンバースカイハイは「ダンスとボーカルがKポップの時代になってから10年が過ぎた」とし「次の10年は日本から世界に新しい風を起こす」と力説した。
果たしてビーファーストがKポップアイドルのように日本はもちろん世界的にも認められるのかその帰趨が注目される。
横浜(日本)=イ・ジュンフェ韓流名誉記者・한류타임즈(韓流タイムス)より
細かくみると、ピンクのマーカーの部分は気になる部分ではありますが※、韓国で紹介記事があり少し嬉しかったです。
でも実際、記事を読んだ人がとても少ないようです。47ビューで、コメントも無かったです。
あながち、ガチくんの動画で言っていたことは間違っていなかったのかもしれませんね。
今後、BE:FIRSTが日本でも韓国でも有名になって、世界で活躍できる日がくることを願っています!
※ジュノンが20歳のころに、韓国ボーイズグループ「バミューダ」の日本人追加メンバーに合格しましたが、メンバーの脱退などがあり、1ヶ月未満で活動休止になりました。その際も、スクールなどには通わず、独学で学んでいたようなので「未経験」と本人は言っています。それゆえピンクのマーク部分(既存の韓国芸能界で活躍していた人材をスカウト)はどうなのかなと思います。
BE:FIRST(ビーファースト)を韓国語でどう書く?
「비퍼스트」←これでビーファーストと読むようです。
これで韓国語のサイトで調べることができますよ!
まとめ
BE:FIRSTのShining Oneの生パフォーマンスのスッキリ公式YouTubeのリンクを見た韓国人のリアクションを調べました。
そこには、BE:FIRSTに対するアンチコメントがたくさん書かれていました。
そんなとき、関連動画で出てくるガチくんという韓国人YouTuberの「BTSとBE:FIRSTを本当に比較しますか?」という動画をみました。
BTSと比較するどころか、日本の歌を韓国人は知らないし自国の歌だけで十分なので興味がないという趣旨の内容でがっかりしました。
中田敦彦さんのYouTube動画、「日韓関係」には、韓国人のコメントがずらりとあり、どれも感謝や賞賛のものでした。まずは韓国人を知るには韓国との関係を知ることも大切だとわかりました。
また、韓国人の記者が書いたBE:FIRSTの記事を見つけたのでご紹介しました。
韓国語でビーファーストは「비퍼스트」書くようです。
もし気になった方は、色々調べてみるのもいいと思います。